Say Hello to GlicoFamily!

ビスコ「すいませ～ん、写真撮ってください」
いい人「あ、いいっすよ。じゃ撮りますね。ハイ…チーってピント合わないじゃないっすかｗｗｗこれ撮れてるんすかｗてかフラッシュはｗｗｗ」
そんな件を繰り返すこと幾星霜。ぼくビスコがブログ用撮影に相棒としてチョイスしたカメラは
Vista Quest （ビスタクエスト） VQ5090

以前もブログでチョコっと取り上げましたが、今回はもう少し製品上の特長に踏み込んだお話です。

さてビスタクエストという聞き慣れないメーカー。お察しのとおり海外に本社を構えるカメラメーカーで、日本での知名度はあまりないかと。僕が購入したのはVQ5090というモデルで、トイデジカメラに分類されます。
トイカメラとは何か、という方に簡単な説明をするとまんま玩具のカメラのことです。通常のカメラよりも性能がチープで、高画質さが求められる現代のトレンドを逆行しています。そのデジタル版がトイデジです。

トイカメラは独特な写真を撮れる(歪み、ボケ、魚眼など)ことで根強いファンがいるアイテムですが、それをわざわざデジタル化して利便性を求めたのがトイデジ。個人的にはどっちつかず感が半端じゃないです。じゃあ何でトイデジを買ってサバゲの撮影に使っているかと言うと
「トイガン撮るんなら同じ玩具のカメラで良くね？」というバカ丸出しの理論に基づきつつ、デジタル方式じゃないとブログにUPできないからです。ちなみにこのモデルの価格は1万円弱で、同じ金額で有名家電メーカーの型落ちデジカメが買えます。

このトイデジはボディがフルプラスチックで、乾電池式。記録メディアはSDカードと一昔前のデジカメを彷彿させます。画質は1,200万画素。遠近を手動で使い分けるモード、見た目では光らないフラッシュ、8倍しかないズームと痒いところに手が届かないのです。そんなVQ5090の目玉は発色を強調したビビッドモード。実際に写真を見てもらって、スタンダードモードとの違いを比較してみましょうか。

まずはスタンダードです。

でこっちがビビッドです。


原色が強調されているのがわかりますね。
「で？」って思った人、正直に言いなさい。
今回は被写体が悪いのですが、ネット上でいろんな人が公開しているVQ5090の写真はレトロで情緒溢れる作品ばかりですよ。台北あたりで自分探しに没頭する「蒼井優風女子」が撮りそうなやつね。


ビビッドモードの赤や黄は絵の具で潰したような色になるんですが、基本的にエアガンやサバゲ装備って地味な色ばかりですよね。性能を活かせぬまま死んでゆくMSパイロットの気持ちがよくわかります。

以上のことから、サバゲ用カメラとしては全くおすすめできません。操作上で細かい画面設定も可能ですが、表示文字が全部英語なので説明書片手じゃないとワカリマセーン。また耐久性もないので、寿命も期待できない。そもそもスマホのカメラが不調のために購入したので、このカメラが壊れたらスマホの買い替えどきかな。