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 Posted by ミリタリーブログ  at 

光取引がAGITO忘年会の裏側で…

顔馴染みが集まり、和気藹々とした雰囲気の中で行われた「AGITO忘年会サバゲ」。しかし、その平穏の裏では闇取引ならぬ光取引が行われていた。



グリコ家族と和製ニール。


ブツを市場へバラ撒く者、それを買い取り界隈へ捌く者。甘い匂いの元には、危険な食虫花が咲き誇る。裏の世界では当たり前のように起きている「非日常的」なやり取り。その現場を抑えた写真が某機関より提供された。決して明るみに出る事のなかった衝撃写真の数々。当ブログではその一切を隠さず、サバゲならびにミリタリー愛好家へ向けて公開したい。どうか真実から目を逸らさず受け止めてほしい。


ビスコ「だからそれじゃ足りないって言ってんだろうがよぉ!」
グリコ「………」
和製ニール「これっぽっちの量じゃ200以上出せない。1ダースで持ってきな」



ビスコ「こいつは一般の市場に流れているブツよりも純度が高いんだよ!ふざけてると×××するぞ!!!」


和製ニール「なにぃ?そこまで言うなら、これがどれだけ上等の品か証拠を見せてみろ」
ビスコ「証拠か…。いいだろう。じゃあまずドンがブツであるグ○コを使って見せる。ドン、お願いします」
グリコ「ドン、わかった(なんでドンからなんだ…まぁ、いっか)」



グリコ「見ろ、ドンの顔を。完全に昇天してるだろ。しかもブツが好きすぎてパッケージと同じポーズを取ってる。これが副作用なんだ。慢性的にこの格好になる」
和製ニール「………」



ビスコ「次は俺だ!ビ○コをたんまり味わうぜ。俺はかなりのジャンキーだからな。丸ごと吸い込まないと満足できねぇんだ」
和製ニール「え?これ鼻に入るの?」



ビスコ「ヒャッホーイ!最高だぜ~やっぱキメキメでないと取引もしょっぱくなっちまうもんなぁ~」
和製ニール「結局口で…」



ビスコ「でも、どうせ俺なんて色物でさ。初めて俺たちを見た定例会参加者から遠目でチラチラ見られるだけなんだよ」
和製ニール「何これ結局アッパー?ダウナー?どっちだよ」
グリコ「あれ、さっきからポッキーの姿が見えないな。どこ行ったんだ?」
和製ニール「おい、あそこで誰か寝てるぞ」



グリコ・ビスコ「ポッキイイイィィッー!!?」



ビスコ「どうしたんだ、何があったんだよポッキー!」
グリコ「誰がこんなことを。くそ、ドンが仇を取ってやるからな」



ポッキー「あひゃひゃーー!ポ○キー最高だぜ~。気絶するくらいぶっ飛んだブツさ」
グリコ「おいおいビックリさせやがって。ほどほどにしとけよ」
ビスコ「あんまりキメ過ぎると体に悪いぜ?」
ポッキー「ビスコ~お前が言うなよ」
一同「HAHAHAHAHAっ!!!」



和製ニール「おい、ふざけんなよ」
ビスコ「ん?」



和製ニール「取引のブツ全部使いやがって」
ビスコ「いや、そそそれは」



和製ニール「Look at me(俺を見ろ)」
ビスコ「見ます見ます。ずっと見てます」




パァン!


現場に残されていたのは、血だまりの跡とお菓子の空き箱だけだった。しかし惨劇が幾度起きようと、マフィアはこれからも光取引を続けるだろう。あなたの生活の影で、密かに。

※記事でブツと称している食品に記述の効果・作用はございません。全て演出によるものです。また当製品の毀損を意図するものではございません。撮影後、全て美味しくいただきました。ご了承ください。




2013年の記事はこれで最後となります。まさか茶番で締めるとは…まぁ自分らしいっちゃらしいので。
忘年会サバゲのゲームレポなどは年明けとなってしまいます。とても充実した時間を過ごせたので、一刻も早く記事にしたいのですが、時間が空き次第ということで。

それでは皆様、本年もお世話になりました。また来年フィールドで、ブログでお会いしましょう。よいお年を!
  


2013年12月31日 Posted by ビスコ  at 21:59Comments(2)GB/グリコ家族関連

グリコ家族No.2、その活動記録(ネタ動画です)



山梨の(なんちゃって)マフィア「グリコ家族」


そのNo.2(アンダーボス)であるビスコの貴重な映像を入手したので、ご覧いただきたい。

<

※AGITO忘年会サバゲの昼休憩中に撮影したものです。その他の当日のネタ写真などは後日投稿します。  


2013年12月30日 Posted by ビスコ  at 14:05Comments(0)GB/グリコ家族関連動画

BF4、う~ん…



ちょっと出遅れた感がありますが、最近BF4を買いました。プラットフォームはPS3です。PCの劣化と言われようが気にしない。

15時間くらいプレイをしているんですが、中々BF3の頃と勝手が違い苦戦してます。キルレが1.00辺りをふらふら~。今回は初期武器でも結構戦えるので先行しているプレイヤーの有利不利が、システム面ではあんまり無いと思います。一重に僕の力不足とFPSブランク?



本当はPS4が発売してから、そっちを買おうと思っていたのですがCz社のプライマリ・セカンダリウェポンが登場するということで購入。しかしCz75などを使用解禁するためには結構キルを稼いでポイントを溜めないといけない。これがしんどい。シリーズ恒例だから仕方ないけど、今回ハンドガンのアンロック条件が中々苦行で心が折れちゃいそうです。

それ以外にも不満点が多くて、結構イライラが募り現状では精神衛生上よくないゲーム環境です。ざっと挙げると

・火力が高い、もしくは体力が低すぎてすぐ溶けるため爽快感より喪失感が大きい
・MAPが複雑で裏取りしやすい、されやすいので撃ち合いにならず一方的な攻撃になることが多い
・遮蔽物が意味をなしてない。脆い&体をカバーしきれない
・ドミネやチーデスのリスキルが前作の3~4割増し
・演出は綺麗だけどテクスチャが汚い←PS3だから仕方ないけど、BF3より悪いのはちょっと…



僕が下手なのもいけないと思うんですが、戦闘が「軽い」という印象がしばらくプレイしても拭えないのでガッカリ。初心者にとっても敷居の高いゲームだと思います。

ただネガティブな側面ばかりではなく、いい面もあります。

・強武器はあるけど、壊れ武器はない。装備の多様性もある
・チームワークの重要度が増し、より競技性が深くなった
・とにかくテンポが速い

前作から引き継いで改善された面も併せて方向性はいいんですよね。ひどいラグにも当たってないし。バグはあったけど。

今のところ満足度は40%です。MAPを覚えたらマシになる気もしますが、今のままだと養分状態から抜ける前に投げ出しそう。もっと高低差を活かしたりして、ゲームの特性を味わいたいんですが道のりは長そうです。アップデートにも期待しつつ、のんびりやっていこうと思います。BF3だってアップデートで良ゲーになったわけだし。

CoDに乗り換えようにも、ゴーストの方が評判悪いんだよなぁ。まぁ日常に支障をきたす程度のストレスなら止めますが、まだ希望があるのでBF4のままでOKです。

とりあえず今年最後の記事がこれじゃアレなので、また年末にでも明日のAGITO忘年会サバゲのことを書きます。ものすごく楽しみ。ネタも仕込んであります。馬鹿です。



あと30日から翌年の3日まで仕事です。へっへっへっへっへ。WAの福袋買いに行こうとか思ってたけど夢物語だった。




  
タグ :BF4


2013年12月28日 Posted by ビスコ  at 18:10Comments(0)Battlefield

12/16定例会inAGITO~ビスコの心に冬の嵐~



マフィアの幹部たる者、ファミリーのために命を賭けるのは厭わない。しかし今のグリコ家族は守るべき価値のある物か否か、ビスコの心は揺れ動いていた。

ファミリーに警察の犬がいる。

情報屋からのタレ込みを、ビスコはグリコに明かさず自身の胸にしまい苦悩していた。裏切り者がいる。しかし数々の修羅場を共に切り抜けた戦友を、ファミリーのために切る事ができるのか?
こうなったら自分の目で確かめるしかない。ビスコはグリコにも(仕事)ポッキーにも(金欠)告げず、また一人AGITO定例会へ参戦するのだった。

というわけで、今月の第三月曜日にAGITOの定例会に参加しました。本当に僕にとっても定例、となっているAGITOでのゲームですが毎回ブログのネタに困らないくらい色々なことが起きるので楽しいです。



この日の参加者は30人前後で、なんと半数ほどがAGITO初参加という人。それ以外は常連さんが多かったイメージです。互いに攻めあぐねてゲームのバランスも拮抗。結局フラッグGETも終日ありませんでした。珍しい。



常連さんといえば、この写真で僕と刑事Sが銃を突きつけあっている二人!物凄くゲームが上手いです。一部では「信州のバランスブレイカー」「魔法少女そば&わさび」「縦に長いせいで新潟が遠い」などと囁かれているとか、いないとか。この日も敵チームとして苦しめられました。



こちらの写真は三人でパシャリ。すでに何度か登場している刑事SとAGITOブログでもお馴染のコマさん!最近は同じチームになることが多く、二人ともとても頼りになります。特にオーナーのキングジョー氏とコマさんの連携は参考になります。僕は刑事Sに着いていくのが精いっぱい。

肝心のゲーム内容は、結構散々だったり。前回の定例でHITを取られた女性参加者に、またやられました。その他にもスタッフのシノブゥ君に、2回いや3回は「してやられた」と思います。相性悪くて、思い返せば勝てた試しがない。この日の相棒VZ.61とグロック17も草葉の陰を飛び出て大声で泣いています。

しかし、ここで冒頭の話しに戻って欲しい。

ファミリーに警察の犬がいる。



つまり、ファミリーの誰かが僕の位置をバラしているとは考えられないだろうか。例えば体のどこかに発信器を仕掛けてGPSか何かで…そう考えればサバゲに参加していなくても情報を流すことができる。ファミリーでそんなことができるのはドン・グリコかポッキーしかいない。ま、まさかポッキー?言われてみればポッキーの奴、俺は元ジョン・マクレーンだとかフカしてたな。スーツ姿もマフィアっていうか、どこか公務員っぽいし…。





ビスコ「くそ、アイツが裏切り者だなんて。まだ信じられないぜ」

刑事S「どうした、こんなところで1人落ち込むなんて。張り合いがないな。さては女関係だな?当たりだろ?」




ビスコ「うるせぇ!テメェーに何がわかる!」

刑事S「何だ急に。公務執行妨害でしょっぴいちゃうよ?」

ビスコ「サツはすぐそれだ!どうせお前もポッキーと繋がっていて、そのうちファミリーを一網打尽にするつもりなんだろ?サバゲで居場所がバレるのも、yahoo!のTOP画面で広告にマウスオンすると邪魔な映像が流れるのも、ゴッドファーザーネタの記事のアクセス数が伸びないのも、全部ポッキーやお前らのせいだ!」





刑事S「馬鹿野郎!」

ビスコ「え?」

刑事S「お前は長い間、裏社会に身を置いて心が腐っちまったんだ。疑心暗鬼で誰も信用できずにいる哀れな小悪党だ」

ビスコ「くっ…確かにそうだ。悔しいが言い返せねぇ」

刑事S「お前は人の温もりを忘れちまったんだよ。でもな、長年ワルを見てきた俺が保証する。お前はファミリーを第一に思う、上等な悪党だよ。昔の自分を思い出せ」

ビスコ「ぬく…もり…。そうだな。仲間を疑うなんて、どうかしてたよ。おかげで目が覚めたぜ」




刑事S「マフィアに説教なんか、これが最初で最後だぞ。そうだ、今から一緒にメシでもいかねぇか」

ビスコ「へっ、いつもじゃ顔も見たくないが今回だけは付き合ってやるよ。ところでこの手錠は何だ」

刑事S「あれだ、あれ。あの~固い友情の証、みたいな。うん、今日だけは警察もマフィアも関係ねぇ」

ビスコ「友情?え、Sぅぅぅっ!!!最高だぜぇ!」

はい今回茶番長っ。

まぁ言わずもがな実力でシノブゥ君らにHITを取られているわけですから、精進せねばドンに叱られます。いずれバコーンといきたいですね、バコーンと。

さてさて、ちょっと間が空きましたが16日の定例会お疲れさまでした。写真はありませんが新しい顔ぶれの山梨勢がいたり、最終ゲームはマフィらしく堂々とフラッグまで歩いたらカツッ君らにハチの巣にされたりと充実していました。一緒に楽しんでくれた方ありがとうございます。

次回は29日の忘年会サバゲに参加予定です。今度は和製ニールさんも一緒!ということで今から楽しみ。当日のレポは年明けになると思いますが、またご覧いただければと思います。

追記:昨日更新したのですが、なぜか新着に反映されないので再投稿しました。  


2013年12月25日 Posted by ビスコ  at 18:16Comments(0)サバゲ

ゴッドファーザー 好きなシーンBEST3



本当はゴッドファーザーのレビューをやろうと書き進めていたのですが

「僕みたいなペーペーがこんな超名作映画を語っていいのだろうか」

と思い直して止めました。荷が重すぎます。下手なこと書いたら粛清されてしまう。

というわけでゴッドファーザーにおける好きなシーンを抜粋して紹介。まだ見た事ない人(特に僕と同じ世代にはいると思う)にもなるべく魅力が伝わるように書ければと思いますので、どうかお付き合いを。

では、さっそく第3位!!!の前にゴッドファーザーがどういう映画なのか、ということに軽く触れたいと思います。

ゴッドファーザーとは

ゴッドファーザー率いるマフィア一家、コルレオーネファミリーの奮闘記。

以上!…え?駄目?しかし語ると長くなるのよコレが。3時間に及ぶ長編映画ですから、そんなにサラっと書けません。でも勘違いしてほしくないのは、小難しく構えて見る映画ではないということ。渋くてカッコイイ、本当に普遍的なマフィア映画です。まぁその普遍的なマフィア映画の金字塔だから当たり前ですよね。

難解とされる登場人物の関係も実はキャラがしっかり立っていて2回見れば把握できてしまいます。一回だと流石にイタリア系の濃い顔立ちが見分けつかないかも。最初はただ何となく雰囲気が好き、俳優がカッコいいくらいのスタンスでいいと思います。

多少話しが逸れたので戻します。僕の好きなシーンBEST3の発表にいきましょう。

第三位「五大ファミリー集結!ヴィトー・コルレオーネの厳かな弁舌に痺れろ!」



あ、言い忘れてましたけど今回こういうノリです。

さて一つの山場、ヴィトー・コルレオーネ最大にして最後の見せ場となるのが五大ファミリーの会談です。ヴィトー暗殺未遂、その意趣返しに動いた三男マイケル、そしてヴィトーの長男ソニーが報復により暗殺されたことで揺れるコルレオーネ家。血生臭い抗争へ発展するのを嫌ったヴィトーは名だたるマフィアの面々を集め会合を開きます。

ヴィトー役のマーロン・ブランドが自身で考案したと言われる独特な籠った喋り方。威厳がありながらどこか柔和で、空間を支配するような演技が存分に発揮されます。老獪なドンはその場にいるものに対し確固たる決意を口にします。しかし腐ってもファミリーを背負う大物たち。気圧されることなくピリピリと張りつめた緊張感が漂う中、ヴィトーはこう言いました。

君たちが私の息子たちに手を出さない限り私は争わない。息子たちが不慮で死ぬ場合その限りではない。たとえ息子が落雷に打たれて死んでも、私はそれが何者かの作意が働いていると判断するだろう。

これです!これ!ゴッドファーザーとしての顔、家族を守る父としての顔。全てが凝縮されたシーンです。月並みですが、やっぱり名シーンですよね。


第二位「ファミリーの頭脳トム…彼もまたコルレオーネ家、そしてマフィアの人間!」




映画ゴッドファーザーにおけるコルレオーネ家とは絶対であり、暴力や専横が美化されます。それを批判する評論家もいますが男が心のどこかで憧れを持つ「美しい悪」を体現している点が、僕を含めて観る人を惹きつけて止まないのです。

物語冒頭では華やかな表舞台、それと対比した影のある裏の舞台が交互に描かれます。しかしそれだけではコルレオーネ家の稼業や家風は見えてきません。コルレオーネ家の養子として育ち、コンシリエーレ(相談役)を任される組織の頭脳トムの仕事ぶりで、初めて一角が明かされます。

事の発端は斜陽のスター歌手、ジョニーがドン・ヴィトーの元へ訪れたときに持ちかけた相談。何とかコルレオーネ家の力で映画プロデューサーを説得して、自分を起用させるよう仕向けてくれないか。ジョニーの頼みに応えたドンは映画プロデューサーの元へトムを差し向けました。

トムはどちらかと言うとインテリで、表立った荒事は苦手なタイプ。常に冷静で説得役にはうってつけ。しかし、いざ映画プロデューサーの元へ訪れると門前払い。その後、トムがマフィアの名家コルレオーネの人間だとわかると自分の邸宅に招き食事を振る舞いました。

だけど映画プロデューサーは頑として首を縦に振らない。一気呵成に責め立てる映画プロデューサーとは対照的に、言葉少なく淡々と食事をするトム。しかし、その目に宿るのは権力と欲望の限りで非合法を行ってきたマフィアの意志。鋭利で冷たい眼差しのまま、その場を後にする。翌朝、映画プロデューサーの眠るベッドには無残にも首だけになった愛馬が…。

まさにマフィアがいかに恐ろしいか、それをまざまざと見せつける場面!全編を通して比較的穏健な彼もまた、マフィアの一員なのです。トムは個人的にも好きなキャラクター。血の繋がらないトムを全面的に信頼するヴィトーとの関係、その後のマイケルとの主従など他にも見所が多くてゴッドファーザーに無くてはならない存在です。



第一位「マイケル決死の引き金!体に流れるマフィアの血がたぎる!」




もちろんマイケルが登場するシーンが一位です。アル・パチーノだからね、仕方ないね。

ヴィトー暗殺未遂により、堅気で生きていくはずの三男・マイケルの運命が大きく動き出しました。首謀者であると思われるマフィアのソロッツォと、彼らと癒着する警官マクルスキーを殺害するため単身、2人と共にレストランへ入ります。表向きは和解のための話し合い。話もそこそこにトイレへ立つマイケル。そこで予め隠しておいた拳銃を手にし席へと戻り平静を装います。




目が泳ぐマイケル。動揺、緊張、興奮、恐怖、高揚。画面越しにビシビシ伝わってくる。当時新鋭のアル・パチーノが魅せたスタンディングオベーション物の演技。いい役者は目で演技する、というのを聞いたことがありますがまさにそれ。ここだけ巻き戻して何度か見直したほど。

刹那、マイケルは引き金を引く。ソロッツォの頭に一発、マクルスキーの喉と頭に一発。戦争の英雄としての経歴を持つマイケルだが、この場合の殺人はわけが違います。マフィアの報復が迫る。次は自分が襲われる番だ。こうしてマイケルは遠くイタリアに身を隠すこととなりました。これが二代目ゴッドファーザーとなるマイケルの、マフィアとしての初仕事でした。

とにかく、このシーンのアル・パチーノが素晴らしすぎる。これまで好青年だった顔が一転、冷徹なマフィアへと変貌する映画のターニングポイントを見事表現しました。鳥肌必至。

ちなみに、マイケルが2人を殺害するときに使ったのはSmith & Wesson Model 36。



一般的にチーフと呼ばれ、リボルバー拳銃としては最もポピュラーな一つ。小ぶりで携行しやすく、至近距離ではとても有効なのは周知の事実。見せ場を重視した映画的な派手さではなく、リアリティを追求したコッポラに拍手を送りたい。

以上が僕の好きなシーンBEST3です。あんまり意外性はないかもしれませんが、強弱のはっきりしている映画だから目につく所が万人共通になってしまいます。おかげで3時間の長丁場がダレない理由でもあるんですけど。観たことのない方がこれを機にレンタル屋へ直行してもらえるようサンタにお願いしておきます。DMMでもイイんだよ。

では皆様、よいクリスマスを。

  


2013年12月23日 Posted by ビスコ  at 17:50Comments(0)雑談

WA ベレッタM84FS スカーフェイス仕様を購入



はい、我慢できずに購入しました。マフィア・ギャング映画史に燦然と輝くキャラクター「トニー・モンタナ」の護身銃ベレッタM84。プロップGBBの旗手として有名なWA社が映画内の雰囲気そのままにモデルアップし、アル・パチーノLOVEな人にはたまらない仕様に。

写真の通り、二段にくびれた特徴的な短小ごん太消音器も付属。アダプターを介さず直接ねじ込むことができる。肝心の消音効果はよくわからないが、これを持って葉巻を咥え事務所へ殴りこみたくなること必死だ。



この一連のシーンに痺れた人が多いと思う。WA製品はこれで2挺目となるが、ブローバックの反動はM84よりも一回り小さいM1911コンパクトの方が上の印象。しかしスライドの動きは断然ベレッタの方がシャープ。品質差というよりも、ガバとベレッタの構造上の違いだと思う。どちらの撃ち味も楽しいのは確かなので、空撃ちが止まらない。



昨日から冷え込みまくっているため(幸いにも雪はない)、開封後の試射ではスライドストップがかからなかった。いくらWAが冷えに強いと言っても、今日は寒すぎる。温めて仕切り直したところ、今度はスライドストップがかかった。一度だけ二発給弾が起こり弾ポロしたが、それ以外は問題ない。

流石に中~大型オートマチックと比べると弾がバラける印象を受けるが、正確なグルービング検証は行っていないので何ともいえない。一応部屋撃ち用として使う予定なので10m先の空き缶に当たればいい程度にしか考えていない。



オークションにて新品未使用品を購入したため木グリップ、ラバーグリップがオマケで付いてきた。WAの定価よりも安く買えて至れり尽くせり。特に木グリはM84のシルエットにとてもよく似合う。スカーフェイス好きでも、どちらをデフォで飾っておくか迷ってしまうほど。

総じてWAのプロップガンの完成度には驚かされる。バトルダメージと名付けられたウェザリング処理が施されているため、トニーと鉄火場を共にした相棒に相応しい仕上がり。値段の高さに目を瞑れば文句なしの一言だ。

うん、やっぱ高い



余談だが、もっとうまく銃の写真を撮りたいな~と思う今日この頃。本格的なことはできないので、一工夫でできるテクニックなんかを教えてくれる人がいたら有難い。  


2013年12月20日 Posted by ビスコ  at 18:00Comments(0)エアガン・装備

和製マフィアは電気蠍の夢を見るか?

デデーン



どノーマル電動Vz.61 スコーピオン


もう数多くの方が見飽きているであろう東京マルイの小兵サソリですが、まぁそう言わずに。東側の妖しげなフォルムが誘うでしょ?マウントレールも付属してますが、このSMGには似合わないです。光学機器?フォアグリップ?マフィアには必要ないですね。(と言いつつ、構える時マガジンに左手を添えないとブレるのでフォアグリップ欲しかったり)



まんま箱だしですが性能は流石マルイ。20m以内の交戦ならフルサイズとやりあえます。元々インドア戦を想定してのチョイスなので十分すぎる戦力です。コートの下に忍ばせておいて「あいつはコートの下で凶暴な蠍を飼っている…」なんて恥ずかしい噂を流されたい。



グリップは樹脂、レシーバーが亜鉛ダイキャスト、ストックやトリガーガードはスチールプレス。三色団子みたい。弟のM4のハイダーとフレンチキスを交わした際ストックの塗装が一部剥げました。スチールプレスは金属の塗装、というイメージで間違いないですかね?

さてVz61のバックストーリーや実射性能、分解なんていうのは僕よりも詳しい方がそこらじゅうで情報を開示してますので割愛。不具合が出るまでバラす気もないです。


※遺影っぽいですが、本人はいたって元気です。
Vz61はビスコ冬の相棒として選んだわけですが、決め手になったのは武骨さと怪しさです。Mac10もマフィアっぽいですが、王道すぎるので。Vz.61この写真の人物の胡散臭さを引き立てる銃として相応しい。イタリアマフィアが共産圏の銃を使うってだけで、色物臭プンプン。



電ハンのG18Cも冬用に使っていますが、やっぱり鉄と木=映画の中のマフィアが使う銃というイメージがあったので。本当は木製グリップに換装したいです。バッテリー収納の関係で不可能なのため、現状は木目風に塗装するしかないようです。そのうちやります。

Cz社の銃は個人的に惹かれるものが多いです。フォルムが好きなんですね。共産圏のエアガンはAK74やSVDを持っていましたが、スコーピオンが一番しっくりきてます。そのうちGBBも買いそう…。  


2013年12月17日 Posted by ビスコ  at 16:51Comments(0)エアガン・装備

久々に映画レビュー「スカーフェイス」



ストーリー(まんまwikipediaから引用)
1980年、キューバから反カストロ主義者として追放され、フロリダ州マイアミへ船で渡ってきたトニー・モンタナ(アル・パチーノ)とマニー・リベラ(スティーヴン・バウアー)は、政治犯レベンガの殺害を皮切りにアメリカの裏社会で暗躍するコカイン取引きで一攫千金を狙い、麻薬王と呼ばれるフランク(ロバート・ロッジア)の配下におさまる。独断でボリビアの黒幕・ソーサ(ポール・シェナー)と高額取引を成立させたトニーを危険視したフランクは、殺害を試みるが失敗。見返りとしてトニーはフランクを殺害し、フランクの座はトニーに奪取されることとなる。全てを手にし、ふと空を眺めるトニーの目に映ったのは、宣伝用の飛行船に書かれた"The World is Yours"(世界はあなたのもの)の文字だった。

フランクの大邸宅と情婦エルヴィラ(ミシェル・ファイファー)を手にし、マイアミの麻薬王として君臨するトニーだったが、次第にエルヴィラやマニーと確執が生じるようになり、自身も麻薬の大量摂取により崩壊していく。ある時、脱税の摘発をきっかけに麻薬取締りの手がトニーとソーサ達を包囲し始める。事態を打開しようとしたソーサは、麻薬取締り委員会最高顧問の殺害をトニーに依頼。依頼を了承しソーサが差し向けた殺し屋と共に爆殺を試みるが、家族と一緒の場面を見て関係のないファミリーを巻き添えにすることを躊躇したトニーは、家族皆殺しを決行しようとするソーサの部下を逆に射殺し、大邸宅へと引き返す。そして、トニーが溺愛するあまりに素行の乱れた妹ジーナ(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)のことで母に罵られ、苛立つトニーはジーナと弟分のマニーが結婚していた事実を知らずに衝動的にマニーを射殺してしまう。

裏切り者を始末しようと、武装したソーサ一味はトニーの大邸宅を襲撃する。激しい銃撃戦の中、部下をはじめ妹までも失ったトニーは1人で敢然と立ち向かうが、無数の銃弾を浴び、息絶える。トニーの死体を見下ろすように、オブジェに記された"The World is Yours"(世界はあなたのもの)の文字が輝く。

<レビュー>
スカーフェイスに登場する主人公トニー・モンタナ(アル・パチーノ)の生き方は、まさに盛者必衰だ。一介のチンピラから麻薬王、そして死へ。下賤の身から立ち上がり、手腕だけで成り上がるサクセスストーリー。その延長線上で膨れ上がった風船が破裂するような必然が、強烈にビジョンとして浮かび上がる。しかしスカーフェイスの魅力は起承転結の整合性にはない。この映画の面白さを紐解くにはトニー・モンタナという強烈な個性にスポットを当てる必要がある。



成功者としてのトニーは大きな野望を掲げ、それを実現する力も持っていた。物語の序盤では殺し屋まがいの仕事を請け負い、組織に籍を置くと頭角を現していく。しかし彼は処世術など以ての外、と言わんばかりに己が信じる道を行く。権力者にも物怖じせず、決して媚びるような姿勢は見せない。常に対等、もしくは自分が上だと認識させるよう振る舞う。まるで鋭利なナイフである。これがトニーの魅力の一つであり、スカーフェイスがカルト人気を博す要因の一つだ。

もう一方でトニーの用心深い面が終盤では自分の首を絞める事になる。卑しい出自によって、彼は強いコンプレックスと反骨精神を抱える。誰彼構わず噛みつき、何かを信頼する術を持っていない。それは成り上がりを果たした後でも変わらず、周囲とは痛いほどの摩擦を起こす。無二の親友であるマニーに対しても100%心を開く事がない。マニーを部下として扱うようになってからは顕著で、それが遠因となりにトニーは最愛の人を失うことになる。事が上手く運んでいる時はトコトン上り調子だが、落ち目になると空回りして結果が伴わず負債を抱えていく…。総じて典型的な「破滅型」の人間といえよう。



ここで断わっておくがトニーは終末論を吐くよう人間でもなければ、仁義を捨てた悪鬼羅刹でもない。彼のポリシー=つまり自らに課した掟によって、畜生以下の悪党にさせない一線があり本編終了まで踏み外す事がないのだ。まずトニーの行動理念には妹のジーナが大きなウェイトを占めている。ジーナを守ること、即ち守る対象がいるという事でバランスを保っているのだ。劇中でエルヴィラという美女と結婚するが、それはトニーにとってのステータスまたは物差しでしかない。トニーの最優先事項は自分が描いたジーナの幸福だのだ。だが、当のジーナにしてみればいい迷惑である。物語のラストでジーナが銃を取りトニーへ反抗するシーンは、抑圧された感情を爆発させた結果なのだ。それでもトニーはジーナを愛し続けるのだから執念は深く底知れない。
またトニーは女性や子供といった弱い立場の人間を決して殺さない。それが元で自分が危うくなるとしても、禁を破ることは決してなかった。ただ彼が義侠心溢れる弱者の味方、というヒーロー的側面を持っているのかといえばそうではない。彼の内面に根ざす悪党の美学があるのだ。それは幼少時に培われたのか。はたまた沈んでいく者から学んだ反面教師なのか。それはトニー以外の人間には到底理解できない部分だ。

以上のことからトニー・モンタナが如何に複雑な人物かがわかると思う。圧巻なのはそれを演じたアル・パチーノの表現力だ。トニーは自身のボスであるフランク殺害を期に立場も環境も変わる。が、アル・パチーノの演じる「トニー」という人物像はまるっきり変わらないのだ。苛烈な気概が内から湧き上がり、あるものは圧倒され、あるものは魅せられる。この男なら何とかしてくれる、と画面越しで思わせるのだからすごい。映画のラストでトニーの死が茶番にならなかったのも、全てアル・パチーノの力量と言っても過言ではない。

そう正直、ラストのモンタナ邸襲撃はB級映画臭がした。闇に紛れたアジア系の殺人集団(なんとなく忍者っぽい動き)が登場するシーンはコミカルで笑いを誘う。またトニーに止めを刺した革ジャン、サングラス、ショットガンのヒットマンがターミネーターにしか見えずいまいちシリアスさに欠ける(公開はスカーフェイスが先だけど)。それでも鬼気迫るトニーの形相がコメディにはさせなかった。まだこの映画を見ていない人は楽しみにするといい。



さてストーリーにさほど触れずにここまで来てしまったが、トニー・モンタナの人物像が伝わればほとんど映画の面白さが伝わったのも同然なのでどうでもいい。公開からしばらくスカーフェイスが評価されなかったのは、良くも悪くも彼のワンマン映画だからである。つまりトニーに対して同情心や敬愛が生まれなければ、その人にとって駄作には違いのないこと。最も滅びの美学に親しい日本人ならおおよそ好感を持てるだろう。ただしカップルや家族で見るには相応しくないので、一人で観ることを勧める。男同士で集まって鑑賞するのも悪くないが、トニー・モンタナの生き様を目に焼き付けるのに雑音は必要ないと僕は思う。




最後にミリブロらしく銃の紹介。軽くね。なんといっても劇中で一番目立つのはトニーの愛銃「ベレッタM84」だろう。ベレッタの中で最もメジャーなM92より小ぶりだが中型オートに分類される。フレームがマズルに向かうにつれて緩やかな傾斜を描き、女性的なシルエットがセクシーだ。トイガンではWA、マルシンからガスガンとモデルガンが発売している。なんとWAではスカーフェイス仕様のM84がラインアップされており、短く太いサイレンサーまで再現されている。是非とも部屋撃ち用に欲しいのだが値段が値段なので今のところ購入予定はない。


あと007のレビューが滞ってますが、見てないんじゃなくて「トゥモローネバーダイ」が主題歌以外好きじゃないので書く気があまりしないっていう…。  


2013年12月12日 Posted by ビスコ  at 17:00Comments(0)雑談

12月のサバゲ予定と雑談



「ミリタリー」ブログなのに雑談が多いのはご愛嬌。今月のサバゲ予定をメモがてら書いていきます。


12/16 AGITO第三月曜定例会 ぼっち参加

安定の月曜定例。しかも1人で参加するので顔見知りの方を見かけたら、冬の雨に打たれた子犬のような瞳で擦り寄ります。
ブログ用の写真ネタも考えているので協力してくれる方がいたら嬉しい。どうか友だち面してください。

12/29 AGITO忘年会サバゲ グリコ家族全員参加

AGITOの公式HPに出ている年末の撃ち納めサバゲ。これは久々のグリコ家族総出です。まだ見ぬ常連さんと絡んで「あぁ、月曜定例は行かなくて正解だな」と思われないようにしたいです。アフターには忘年会もあるようなので、そちらにも参加させていただきます。ちなみにグリコ家族はみんな下戸です。マフィアなのに。


本当は日曜日のどこかで県外のアウトドアフィールドにも行きたかったのですが、仕事の都合であえなく断念。先日のSEALsでアウトドアならではの面白さも思い出したので非常に残念です。また来年。


先日のブログに書いたGBB M4をM727に~という計画ですが、やはり手頃な価格で実現は無理みたいですね。M16A2アッパーレシーバーが鬼門です。WAから出ているゴルゴ仕様のM16A2もフラットトップなんですね。CAR15タイプだとリアサイトの造りが違いすぎて納得できないです。オークションで中古のM16ショーティかM727が現れるのを待ちます。夏まで長いしね。

たぶんM727より先に買うのがCz751st。エングレービングは塗装の上で耐久力パスできませんかね…どちらにせよ、よく言われているクラックの問題などが解消されない限り購入の踏ん切りがつきません。山梨在住ということで、KSCは応援したいです。
でもマルイがCz75出したら買うだろうなぁ…ゲーム的に考えて。  


2013年12月11日 Posted by ビスコ  at 02:39Comments(0)雑談

買い物の悩みは尽きない




サバゲをはじめて1年以上が経ちますが、まだ一度も長物GBBには手を出していません。が、冬を越し春を迎え夏を感じる季節になった頃までに1丁は手にしておきたいと思い色々調べていました。まず最初に気付いた事。

選択肢が少ねぇ!




無い物ねだりはよくないのでM4系を…と考えていて、とりあえずハンドガードやレシーバーなど外装は弄りたいです。で、ネットで出てくるのは似たり寄ったりのWAとそのコピーばかり。KSCは出荷の目処も無さそうだし、そもそも拡張性からいって候補には挙げられない。電動のカタログを眺めると潤沢だなぁ、と思えてしまいます。
まぁ電動だって○イのコピーだらけゴニョゴニョ

そして高いのね。お兄さんビックリ。欲しいモデルがあった!と思ったらデスクトップPC1台分コースとかセレブレティしか手を出せませんよ。ボーナスの額を見て肩を落としている僕には到底無理です。

最終的な目標としては「いまどきギャルならGBBのM4をBHD仕様のM727にカスタムっちゃお☆」なんですが、まずM16A2のレシーバーが結構値を張る。そもそも限定品でGBBのM727がそのレシーバーと同価格なんだから最初からそっち買えよ、と。それにしたって高いわ!

それにしてもライフル型GBBの種類が少ないのはなぜ?国内最大手であるマルイもMP7以降ウンともスンとも。需要がないわけではないと思うので、単にモデルガン的な楽しみ方が含まれる長物GBBがメーカーの方向性にそぐわないだけなのか。仮に発売してもサイズの問題が付いて回り、実銃パーツ組み付け不可で長物GBB愛好家のバッシングが熱い未来予想図。

さて、ここ1週間くらい長物GBBについて悩み調べた末の結論としては

貧乏人が手を出していい代物じゃねぇ



ということ。計算すると本当にランニングコストが馬鹿にならないです。マガジンだけで電動ハンドガン買えるんですよ!?パーツの単価も高額で、調整のために買い足していったら「あれ、もう一丁買えちゃうじゃん」って事態にもなりますねコレ。

ブログで「WAのGBBをカスタムしてます」な記事を見ると次第に

「HAHAHA!また金持ちの自慢がはじまったよ」



という嫉妬丸出しの感情が湧いてきます。心にドス黒い何かを飼育し始める前に諦めた方がよさそうです。

代わりに福袋でも買おうかな、と思っているのですがそういう散財を無くせば高級GBBだって手が出せますよね。嗚呼無常。  
タグ :雑談M727


2013年12月05日 Posted by ビスコ  at 16:40Comments(2)雑談

GTAⅤとHEAT



時事や映画のオマージュが多い。これは洋ゲーの特徴として挙げられるものの1つで、プレイしていて知っている映画のネタが盛り込んであると嬉しくなります。例えばCoDやメダルオブオナーのストーリーモードをプレイしていると「あれ、このシーンどっかで見たような…」という既視感を覚える事が少なくないです。

国内産のゲームでいうとメタルギアソリッドが、映画のオマージュを盛り込んだタイトルとして有名でしょうか。今パッと思いつくのが、キャラ造形やシリーズ全体のモデルとなっている「ニューヨーク1997」、MGS3のオープニングは007シリーズのオマージュ、MGSPWにはストレンジラブ博士という少しサイコな科学者が登場しキューブリック好きな僕は思わずニヤリ。



ゲームについて語らせるとそこそこ弁が立つつもりですが、つい最近までは腰を据えてゲームをすることが少なくなっていて、以前ほど熱中することがありませんでした。BF4もまだ買っていないし。しかし、ふと弟がプレイするグランドセフトオートⅤ(以下GTA5)を見ていると、所々に映画的要素が顔を出しこれは面白そうだと購入。



当たりでした。今作はシリーズ初の3人主人公。プレイキャラを切り替えながら、架空都市ロスサントスを舞台に物語を進めていきます。過去作までは「主人公の成り上がり」がコンセプトにあり、下剋上のためのミッションが主でした。しかし今作は地位も立場も生い立ちも違う3人の男達が、ギブアンドテイクの関係でヤマを踏んだり、商売敵を始末したり、警察の手駒として働いたり…アクション、クライム、ハードボイルド、サスペンス、これでもかというくらい詰め込んであります。



さてGTA5の主人公であるマイケル、フランクリン、トレバーの3人。メーカーが明言しているわけではありませんがHEATの登場人物と類似点が多く、モデルにしたんじゃなかろうかと推察しています。共通点が多いだけのこじつけ、と思われるかもしれませんが、実際海外のファンの間でも囁かれているそうです。


マイケル=ニール・マッコーリー



中年太りの重役みたいな風貌ですが、プレイ中に着替えや髪型の変更ができるため、毛量を増やし髭をたくわえアビエーターのサングラスをかけてスーツ姿になれば間違いなくニールに見えます。また作中のミッションでオーバーオールにホッケーマスクを被って輸送車を襲ったり(手口がまんまHEATのアレ)、マスクにスーツで銀行強盗をした後警察とドンパチしたり…。おかげでニール以外に見えません。



マイケルはニールと違い家族を持っていますが、恐らくニールが家庭を築いたらこうなるのかなぁという想像がつきます。もしかして体型も相まってニール+チェリト?は考え過ぎか。

フランクリン=ドナルド・ブリーダン



黒人で運転手ってだけなんですが見た目はそこそこ似ています。特にゲーム内で動かしてると余計に。と言っても、GTA5のキャラクターは実在するアクターがモデリング等を演じているので、俳優がドナルド役のミケルティ・ウィリアムソンに似ているってことになるんでしょうか。



なおマイケルはフランクリンを非常に可愛がっておりニールから見たクリスにも通じるところがあります。

トレバー=ウェイングロー



言い訳不可能です。頭頂部が禿げ上がっているため、理容室で長髪カットして髭を生やせば瓜二つ。また性格もキ○ガイじみていて、マイケルの生き死にや行動起点に深く関わってくるという点でもウェイングローを連想させます。



マイケルとトレバーは旧知の仲ですが、マイケルの裏切りとも取れる行為により二人は決別します。そこがHEATとは真逆なので比較も見所かと。

マイケルの項で書いたようにミッションの内容もそれとなくHEATのオマージュと考えられる物が多いです。またHEATに限らず様々な映画のネタが大量にあり、特に秘密兵器搭載のアストンマーチンDB5(ゲーム中の名前はJB700というw)が登場した時には大興奮。まだ気づいていない、知らない映画ネタもありそうなので探していこうと思います。

相変わらず実在の銃器が登場しないなど不満な点はありますが、ハリウッド顔負けのクライムストーリーは圧巻。アップデートも予定しているためまだまだ楽しめそうです。本当にオススメ!  


2013年12月03日 Posted by ビスコ  at 20:47Comments(0)雑談

そのエングレたるや人々を魅了せし魔性にて候

時は江戸末期。徳川泰平の世にあって黒船の来航により日本に激震が走る中、様々な異文化・技術が流入し新たな時代が幕を開けるのだった。

「艶愚礼無(エングレーブ)」


図1 艶愚礼無の職人たち。男が削り、女が彫るという分担が一般的だった。


そう呼ばれる彫刻技術もまた幕末の動乱を経て現代にまで伝わった輸入文化のひとつである(詳細はwikipedia「エングレービング」を参照)。今日はその歴史を紐解いていこう。

黒船に積まれた最新鋭の銃火器にあって一際異彩を放っていた、艶愚礼無の施されたゲーベル銃。幕臣の本土典朝(もとつちのりとも)は一目見て、その妖しげな魅力の虜となった。


「これは日本に広め、後世に伝えるべき技術だ」


図2 本土典朝の肖像。後の鯖芸大臣。嘉永六年には「抱かれたい幕臣ランキング1位」と「ベスト江戸ニスト賞」の二冠を達成した。


こうして生涯を賭けた典朝の普及活動が始まった。その結実は思いのほか早く、戦術的優位性(タクティカルアドバンテージ)を一切取り払い、銃火器を一つの芸術品へ昇華させる手法はたちまち江戸の民の心を掴んだ。

江戸から関東へ、関東から関西、東北、九州…いつしか日本全土へと艶愚礼無は広まった。その功績から本土典朝は「鯖芸大臣」に任ぜられることとなる。また新政府体制後も手厚く迎えられ引き続き艶愚礼無の普及に務めたという。

これが日本のエングレービング技術発祥として今に言い伝えられている逸話である。



まぁ九分九厘は嘘ですがね。



というわけで、今回はエングレービングについて興味を持った私の茶番でした。何が言いたいかというと



「今月号のアームズマガジンに掲載の、エングレービング加工が施されたCz75がカッコよくてたまらん」

それだけです。本当にそれだけの内容でブログに書くと、ツイッターでやれヨという話なので。
それにしても本当にカッコイイ。僕が好む銃の大半の動機が「映画の好きな登場人物が使っていたから」というものなのですが、このエングレCz75は見た瞬間に雷に打たれたような衝撃でイケナイ脳内麻薬が分泌されました。

惜しむらくはSP-01がトイガンでは発売されていないモデルなので、完全再現が現状不可能ということ。となるとKSCのCz75を用いてなるべく似せるように作ってもらうか…っていう話。果たしてあの肉薄スライドで可能なのか?まずファーストモデルは無理ですよね。え?鑑賞用?


もちろんサバゲで使うんですよ。

迷彩効果は二の次、な考えというより端から度外視しております。いつもは「別に目立ちたいわけじゃない」とか言ってますが、もう誰も信じてくれなさそうですね。とりあえず計画だけ練っておこ。  


2013年12月01日 Posted by ビスコ  at 12:29Comments(2)雑談