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羽のように軽く長時間の携行も苦にならず、お手軽なパワーソースで相手を確実に仕留める事が出来るエアガン。それがK.T.Wより発売の


イサカ M37 フェザーライト
まぁハッキリ言えば軽いというより安っぽい。

製造元は韓国のドンサンというメーカーで、現行機は可変ホップ搭載のプラスチック感丸出しのエアガン。以前はライアットその他KTW製品と同じく、高級路線で売り出していたそうな。特にハンドガードのチャチなプラっぽさはむしろ「健全」を感じるほどで、パーティングライン？給弾口がただの空洞？などという問題を些末に思わせてくれる。


パーティングラインとは別の問題としてアウターバレルに継ぎ目があるのは哀愁すら漂ってくる。どこからどう見ても同シリーズのソウドオフタイプのバレルに取って付けました、と男のキャンプ料理を彷彿させる仕様からは、他に類を見ない企業姿勢がうかがえる。その癖インナーバレルはバッチリ延長しているのが憎い。ちなみにバレルの下(なんて言う部分だっけ)、ちょうどブレているのがマガジンだ。


早速カスタマイズしてみた。といっても純正の拡張パーツを事もなげに付け替えただけだが。ご丁寧に本体説明書には分解手順が載っているため、20cmのマイナスドライバー1本で簡単にお色直しができる。なお標準ではバレル側にスリングスイベルが付いていないため、別途購入しなければならない。その時にオマケとしてスリングも付いてくるのだが絶望なまでに短い。そのためキャリングハンドルのような役割しか見いだせないのだ。スリング抜きで1000円以下の販売価格を熱望する。


説明不要だとは思うが、レオンのスタンスフィールドが所持するイサカM37を再現したくて今回こいつを購入した。ポリスグリップに換装したのもそのため。問題はハンドガードで、タクティカルライトが装着できるタイプに交換する必要がある。だが残念なことにそのような商品は存在しておらず、ワンオフ製作依頼の手立て以外見つからないのだ。絶望なまでに社外パーツが少ない。もうこのエアガンに何度絶望を味あわせてもらったことか。



このままではいっそG&PのM870用ハンドガードを無理矢理くっつけよう、という暴挙に出そう。しかし採寸すらわからないので下手をすれば8000円をドブに捨てることになりかねない。ある程度削ったり加工すれば…という甘い囁きとの葛藤が続く。反対にポン付けできようモノなら、それはそれでドンサンに問題があるが。

さて散々コキ下ろしてきたが、実射性能は侮れない。どこのインプレを覗いても初速が90前半に安定していて、実際我が家の個体も5発平均で91m/sと安定。また集弾性にも優れ20m先のマンターゲットにも当てられるだろう。なお二発発射システムを用いても同様に集弾は安定する。ショットガンとしてはどうなのか、と思うがゲーム運用では優秀といっていい。

コレクション目的でのニーズにはまったく応えられないが、純正の木製パーツを挿げかえればある程度不満も解消できる。またパーティングラインなどの仕上げの悪さも最終的に自分で手を加えられる人なら一気にイジる喜びとなるだろう。価格的にも練習台には最適だ。つまり色々眺めたり撃ってるうちに
非常に可愛く見えてきた。

本当物は試しでM870用のハンドガードを買ってあげようか、という気になってくる。出来の悪い子ほど手塩にかけてやりたくなるのが親心か。独身だけど。