マフィアこわっ!

すごく根本的な疑問。

マフィアってなんだ?

何を今さらとは言わせませんよ。このブログを閲覧している方で「マフィアとは何か」という説明ができるのは一握りでしょ。

僕も覚えたてのおサルさんが如く「マフィアが~」「血の掟が~」などと喚いておりましたが、その実マフィアって何ぞやという疑問を払拭できないまま今日に至っているわけです、はい。

マフィアこわっ!

そこで購入したのが、ちくま新書より発刊されております「イタリア・マフィア」という本。著者はジャーナリストのシルヴィオ ピエルサンティという方。日本でこの本以外に翻訳されている作品は無いようです。

内容はとってもストレート。マフィアの歴史や過去の事件を取り上げ、どのようにしてマフィアが成り立ち、いかにマフィアが社会と関わっているかを簡単に説明してくれています。

何分古い本ですので発売から10年以上経った今、マフィアの現状とは程遠いであろう記述もあります。しかしマフィアの原本や本質にあるものに触れる、という入門書としては大変面白いかと。

同時にマフィアがどれだけ恐ろしい組織なのか、がひしひしと伝わってくる本書。マフィアを警察に売った裏切り者は言います。

「残りの人生はマフィアの報復に怯えなければならない」

証人保護プログラムの庇護下にあっても、マフィアの魔手は常に付いて回るということを暗に表しています。その報復の方法たるや残虐極まりない。硫酸で溶かす、コンクリートに埋めてマンションの壁の一部にする、時には見せしめに500キロの爆弾を使用して報復する。まさに映画の世界です。

またマフィアの影響が特に強かったであろう第二次世界大戦後~80年代までは、カフェでくつろぐターゲットを拳銃で撃って何事もなく去り、報復を恐れ誰も通報しないという有り様だったとか。事実なら恐ろしいこと。

他にもマフィアが独自に設けたルールや入会の儀式なんかも書かれており、独特で興味深い世界だと感じました。

関わりたくはないけどね

ということで、マフィアの世界を覗いてみたい人にはお薦めの一冊だと思います。





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2013年11月08日 Posted by ビスコ  at 22:02 │Comments(0)雑談

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